天神学園のお忍びな面々
豆柴は、そもそもヒノモト護衛部隊『番犬』の中では情報収集担当のマスコット的存在だった。

実力ではリューク達には一歩譲り、前線には出た事のない後方支援。

それが今回、将軍の命を受けて初めての単独任務を仰せつかった。

『刀剣製造技術に優れる地球の刀剣を調査し、ヒノモト刀剣向上に尽力せよ』

豆柴、千切れるほどに尻尾を振る(イメージ映像です)

いつも兄貴分達の活躍を見守るだけだった自分が、遂に肩を並べられるようになる。

そうか、刀剣調査。

確か地球・天神地区には夕城流の四季・色彩銘刀というのがあった筈。

それらを奪取し、将軍様に献上すればきっと誉められるです!

何時の間にか調査は色彩銘刀強奪という犯罪行為に摩り替り、豆柴はこうして朝食を御馳走になるという流れに至っている。

そして、その和やかな食卓の席で聞かされる衝撃の事実。

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