自分で決める!!!
『途中まででもついていったらダメですか?』
『僕は…心配なんです……』
『一人で歩くのは怖いんじゃないかと思って』
『もし、怖かったら電話して下さい。
すぐに駆けつけますから』
逃げたいけど…逃げたらダメだ。
「落ち着け…落ち着け…」
逃げないって自分で決めたんだから!!!
「ごちそうさまでした」
「うん。ごちそうさまでした」
「由子さん、ありがとうございます。
いなり寿司美味しかったです」
「うん……。
コンビニのだけど……」
「関係ありません。
いなり寿司は僕の大好物ですし」
「うん……。知ってる」
「由子さん…。知ってたんですか? 僕がいなり寿司好きな事を…」
「うん……。前に進くん言ってたじゃん…」
「覚えてて、買って来てくれたんですね……」
「うん……。……何?」
ジーッと私の顔を見つめる進くん。
「好きです。
改めてそう思いました……」
「うん……。片付けるね……」
私は空になったパックの容器をビニール袋の中に入れると
「僕が捨てますね」
進くんがそのビニール袋を私から取ってゴミ箱に捨てた。
「ありがとう……」
「由子さん。お風呂ですけど、湯船に浸かったりしますか? そうなら僕がお湯を溜めておきますが…」
「うん……。湯船には浸からないけど…。
私、お風呂は今日いいよ。着替えないし…」
衣服は全部実家にあるのだ。
「着替えならありますよ」
「うん……。……えっ?」
『僕は…心配なんです……』
『一人で歩くのは怖いんじゃないかと思って』
『もし、怖かったら電話して下さい。
すぐに駆けつけますから』
逃げたいけど…逃げたらダメだ。
「落ち着け…落ち着け…」
逃げないって自分で決めたんだから!!!
「ごちそうさまでした」
「うん。ごちそうさまでした」
「由子さん、ありがとうございます。
いなり寿司美味しかったです」
「うん……。
コンビニのだけど……」
「関係ありません。
いなり寿司は僕の大好物ですし」
「うん……。知ってる」
「由子さん…。知ってたんですか? 僕がいなり寿司好きな事を…」
「うん……。前に進くん言ってたじゃん…」
「覚えてて、買って来てくれたんですね……」
「うん……。……何?」
ジーッと私の顔を見つめる進くん。
「好きです。
改めてそう思いました……」
「うん……。片付けるね……」
私は空になったパックの容器をビニール袋の中に入れると
「僕が捨てますね」
進くんがそのビニール袋を私から取ってゴミ箱に捨てた。
「ありがとう……」
「由子さん。お風呂ですけど、湯船に浸かったりしますか? そうなら僕がお湯を溜めておきますが…」
「うん……。湯船には浸からないけど…。
私、お風呂は今日いいよ。着替えないし…」
衣服は全部実家にあるのだ。
「着替えならありますよ」
「うん……。……えっ?」