お気の毒さま、今日から君は俺の妻

「はい……」


 うなずくと同時に、澄花の中に文字通り龍一郎が侵入を始め、体が引き裂かれるような痛みが走る。


「ああっ……」


 思わず声を上げたが、すぐにぐっと唇をかみしめてそれを飲み込んだ。


「んっ……」


 まるで熱い鉄の塊に全身を貫かれているようだ。


(これが少しばかり大きい、なの……?)


 比べる相手がいないのでよくわからないが、どう考えても、少しじゃない。
 澄花の目にうっすらと涙が浮かんだ。


(心臓が壊れそう……)


 無我夢中で龍一郎の首に腕を回ししがみつくと同時に、一気にふたりの距離がゼロになった。
 ぴったりとふたりの体が隙間なく重なって――龍一郎は澄花の髪を撫でたり、頬にキスをしたあと、耳元に囁いた。


「全部、入った」


 そこで澄花はぎゅっと閉じていた目を開けて、目の前の純一郎を見上げた。


「……これで終わったの?」


 体の奥がピリピリと痛い。ひりつくような痛みがある。

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