お気の毒さま、今日から君は俺の妻

「ダメって、なにが……?」


(クラクラする……ドキドキして……苦しい……でも、ずっとこの甘い痛みの中に浸っていたい……)


 澄花は息を荒げながら、龍一郎に問いかける。

 すると龍一郎は、澄花の濡れて頬に張り付いた髪を指で耳にかけながら、吐息を漏らした。


「君が可愛すぎておかしくなりそうだ。いつもいつも……ほんの一瞬でも君にがっかりさせられたことがない。なにをしてもなにを言っても可愛くて……君が俺の妻だと思うと、たまらなくなる……」


 長い指が耳に触れただけで、ぞくぞくと全身が震える。


「もっといろんな君を、俺に見せてくれ……」


 龍一郎の目が、色っぽく輝いた。


「このまま俺を飲み込んで……乱れる君を一番近くで見たい」


 その言葉通りに突き上げられて、澄花は声にならない悲鳴を上げ、白い喉をのけぞらせた。


――――――



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