お気の毒さま、今日から君は俺の妻
(そんなこと、望んでない……私はただ、もう少し、あなたのことが知りたいだけなのに……)
「――君の体を見たい」
戸惑う澄花をよそに、龍一郎はワンピースの左脇のジッパーを下ろし、裾をつかんで上へと引っ張り上げる。まるで子供が服を脱がされるような仕草になってしまったが、澄花はあっけなく真珠色のロングキャミソール一枚の姿になった。
ラメ糸を使ったチュールレースのキャミソールは、明かりの角度によって玉虫色に色を変えて、色の白い澄花に驚くほど似合っていた。
「美しい」
龍一郎は率直な賛辞の言葉を口にしたが、澄花はどうしても照れと恥じらいが先に来る。
「――」
龍一郎の熱っぽい視線を感じて、思わず自分の体を両腕で抱きしめてしまった。
「あの、あんまり見ないで……」
龍一郎の素晴らしい体に比べて、澄花はあまりにも自分の体は平凡すぎると思ったのだが、龍一郎はそうは思わなかったようだ。
「澄花……なにを言ってるんだ」
熱っぽく囁いて、龍一郎は澄花の体を抱き締める。
「君は本当に素晴らしい。なにからなにまで、完璧だ……」