一途な社長の溺愛シンデレラ


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 二歳年上の設楽萌は、中学のときの先輩であり、現実世界で唯一友人と呼べる相手だ。

 午後四時。まだ傾く気配のない日差しの中、国道沿いにある待ち合わせのファミリーレストランに着くと、ちょうど反対方向から彼女が歩いてくるところだった。

「沙良ちゃん! 久しぶり」

 Tシャツとスカートにスニーカーという動きやすそうな格好をした萌が、歩道を駆け寄ってくる。

「沙良ちゃんなんだかきれいになった? 一瞬わからなかったよ。髪を下ろすようにしたんだね」

 萌はいつ会っても笑顔だ。

 年上だとは思えないほど童顔で、チビの私と身長もさほど変わらず、傍から見ているとふわふわと危なっかしいような見た目をしている。

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