一途な社長の溺愛シンデレラ
感情表現が苦手で協調性のない私は周囲と摩擦を起こしやすく、何かと問題に巻き込まれることが多かった。
そのたびに私を助けてくれたのが、萌だ。
何を隠そう、学年も部活もちがい、なんの接点もなかった私たちを最初に繋いだのは、萌の親切心だった。
正反対の性格に思える私たちだけど、話してみるとどういうわけか馬が合い、萌が中学を卒業した後も交流は続いて、気がつけば九年間、ときどき顔を合わせては近況を伝え合う仲になっている。
真逆のようでいて、どこか似ている部分もあるのだろうか。
お互いに惹かれる理由なんて、数学の問題みたいにはっきり正解が出るものではないのかもしれない。