一途な社長の溺愛シンデレラ

「そう思うよね。でも心配しないで。ちゃんとした会社の偉い人みたいだから。とりあえずその会社に中途入社って形で就職することになってて」

「よくわからないけど、危なそうだったらすぐに辞めたほうがいい」

 私の言葉に、萌は嬉しそうに微笑んだ。

「うん、ありがとう」

 注文したシーフードドリアとミックスグリルが運ばれてきて、お互いスプーンとフォークを動かしながらしばらく近況を語り合った。

 萌は弁当屋の奥さんが考案した新メニューの売れ行きがまったくよくないことや、近所においしいパン屋ができてお客を一時奪われたけれど今はきちんと棲み分けができていることを楽しそうに話した。


< 159 / 302 >

この作品をシェア

pagetop