一途な社長の溺愛シンデレラ
それなのに、私たちに付き合うようにして夜遅くまで残っているし、会社に泊まったことも一度や二度ではなさそうだった。
誰の目にも疲れきっていることは明らかなのに、それでも社長は私たちに笑顔を見せる。従業員を不安にさせるような言動は、決してとらない。
「うちの会社、いよいよ危ないんですか……?」
険しい表情をしていた絵里奈が、思い切ったように尋ねると、社長は一瞬ぽかんと口を開けた後、豪快に笑った。
「いや、全然問題ないよ。至って順調だから、引き続き頑張ってくれると助かる」
「そうですか。でも社長もずいぶんお疲れのようだから……」
「ああ。最近体に肉がつきやすくなってきたから、ジムに通うようにしたんだ」