一途な社長の溺愛シンデレラ

「……おい、今、なんて投稿した?」

「……教えない」

 私のスマホを取り上げて、彼は焦ったように「なんだよこれ」と声を上げる。

 それから、私を振り返り「ふふん」と開き直ったように言った。

「まだまだ、俺の愛はこんなもんじゃない」

 伸びてきた手に肩を掴まれて、今度こそソファに押し倒される。描きかけのスケッチブックがラグに落ち、鉛筆が転がっていく。

 まっすぐ注がれる瞳に縫い付けられたように、視線を外すことができなかった。

 ぎしりとソファを軋ませて、遼介は私の体のあちこちに唇を落とす。慈しむように、優しく愛を注ぐように、触れてくる。

 そして、いたずらっぽく笑いながら、甘い声でささやいた。

< 301 / 302 >

この作品をシェア

pagetop