年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*


「、、、百合さんは、どうして社長だったんですか、、?」

「え?」

驚いた顔をした百合は、目を瞑りそしてゆっくり目を開け、ポツリポツリと語りが始めた。


「私は両親がおりません。物心がついた頃から施設で過ごしました。親に愛される事なく育ち、大人になる頃には、、、愛という感情が欠落していました。恋人との特別な関係が築けませんでした。ですから、、、諦めていたんです。誰かの特別になる事も自分の特別になってくれる相手も。でも、、蓮さんだけが諦めずに伝えて下さったんです。こんな私を特別だと。そして私の特別になりたいと、、、。ただ側にいるだけ、心が暖かくなったり苦しくなったり、、これが愛おしいって事なんだって教えて下さったんです。こんな私を家族にして下さって、、、母親にもして下さいました。。、、、好きなんです。蓮さんが、、、蓮さんだけが、、。」


その顔からは愛が溢れていて、、、聴いていて泣きそうになった。
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