年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*


翌日、パソコンを叩きつつ何度目か分からない溜息をついた。


すると書類に目を通していた透がそれに気づき、彩葉に声をかける。





「どうした。さっきから溜息ついて。なんか悩み事か?」

そう言って書類を置き、彩葉を見る。


「い、いえっ!仕事の事じゃ無いんです!!ですから業務中は、、、。」

「相変わらず、真面目だな。、、、今は2人きりだろ?構わない。それに、、そう何度も溜息をつかれた方が、かえって集中できない。」




少し怒った口調で言われ、下を向く。


彩葉は言いにくそうに、昨日の電話の出来事を透に伝える。
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