年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*
蓮の言葉に、静かに耳を傾ける。
「なんでも手に入る環境にあって、自分から欲しいものなんて無かった。、、、百合に会うまでは。初めて欲しいと思った。この子のたった1人の家族に、、、特別になりたいって。帰り際に百合に夢を聞いたんだよ。、、、そしたら花屋になりたいってそう言った。だから俺は花屋を立ち上げた。最初は小さな花屋だったけど、見兼ねた透も手伝ってくれて今のように仕事も増えていったよ。17年間、ずっと百合だけが好きだった。、、、透には本当、感謝してもしきれない。」
蓮の百合への熱い想いに胸を打たれた。
同時に羨ましく思った。
こんな愛されている百合を。
私が欲しい言葉を言ってもらえる百合が。
下を向き、悲しそうにしている彩葉に蓮は、優しく声を掛けた。