年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*

請求書と日報を書き終え、パソコンの電源を切る。ちらっと透の席をみるが、まだ帰って来てない。

昨日の日報は、今日届けておいた方がいい。

透もいつ帰ってくるかわからない。
ならば自分で届けようと思い、
あまり行かない本社に向う為、バスに乗った。




暫くして本社に着き、そびえ立つビルに尻込みしながらも玄関を抜け、事務長のいる部屋へと急いだ。

ノックしてドアを開けたが、留守だったため机の上に書類を置き部屋を後にした。



帰る途中にロビーにある自販機を見つけ、甘い缶コーヒーを買い、髪を解き、近くの椅子に座って一服した。
< 76 / 262 >

この作品をシェア

pagetop