年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*


「、、、俺だ。」

今朝まで一緒だったその声に、胸が高鳴る。


「あ、お疲れ様です。」

「今日の書類は終わったか?」

「はい、今終わりました。なので本社にだ、」

『本社には来るな。後で取りによるから置いとけ。、、、いいな。』





そう強めに言葉を被され、電話を切られた。

多分、今日も本社にいるであろう透にわざわざ取りに来てもらうのは、申し訳ないがこれ以上怒られたくない。

透の低い声を思い出し
仕方なく鍵の隣に書類を置き、帰った。
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