年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*


次の日、彩葉が出社すると作業場がいつになく慌ただしくピリピリとした雰囲気にたじろぐ。


「おはようっ。ごめんっ!来て早々で悪いんだけど、この数だけオアシスベース作っておいて?そんで車に乗せといて!?」

早口で経理以外の仕事を仰せつかり、驚き松田に尋ねる。



「おはようございます。今日、なんかあったんですか?!」

「あぁ、、。今日は葬儀が3件同時に入ってね。朝から皆んなバタバタなんだよ。店も閉めてこっちに全員で掛かるように支店長から言われてるから。」


「さ、3件ですか!?私、初めての経験ですっ!!!!」

驚いて、声を上げる。

「そうだね。俺もまだ何回かしか経験した事ないよ。支店長から清永ちゃんにも、来たら声かけるように言われたよ。」
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