年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*


「、、っちゃん、!清永ちゃんっ!!!」

松田に大声で呼ばれ、ハッとした。



人集りの方を見ると、松田が手招きしている。
それに気づき、慌てて駆け寄る。




「こちら、ここの駅前支店に結婚前までの11年間もいた支店長の右腕だった斎藤百合さん。あ、違った。松下百合さんだった。」

笑いながら、女性の紹介される。
それも見て百合も微笑む。



「松下百合です。初めまして。お話は蓮さん、、、主人から伺ってます。今年経理として入られた清永彩葉ちゃんですね?右腕だったなんておごがましいですっ。長くお世話になっていただけなんです。初めての経理が出来る方が入ってこられて、支店長も負担が減りますね。」

そう言って深く頭を下げた。
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