甘すぎてずるいキミの溺愛。
「みことくーん?」
「なに?」
すると、今度はとんでもない爆弾を落としてきた。
「もっと、もっとたくさんキスして?」
この子はとことん僕の理性を崩壊させるのが得意みたい。
あー……我慢しないといけない。
だけど、目の前の誘惑に勝てそうにない情けない自分の理性。
一度崩れたら、もうそれは立て直すことなんかできるわけない。
グッと自分の中で堪える。
「もう今日はしない。いい子だから早く寝て」
「むぅ…!意地悪!!」
意地悪なのはどっちだよ。
そっちの小悪魔のほうがタチ悪いでしょ。
なんとか自分の身体から引き離して寝かせようとするけどなかなか寝ない。
しまいには。
「んー、なんか暑くなってきた」
まさかとは思うけど。