甘すぎてずるいキミの溺愛。



自分の予想していたことが起きた。

「んー、脱ぐ!」

「……頼むからそれだけはやめて」

すでにリボンをとって、ブラウスのボタンに手をかけて外していた。

それを阻止するけど。


「やだぁ……暑いから脱ぐの」

あー、ほんと手に負えない。

「ダメだって、ほんとやめて」


今だって必死に止めてるけど、すでに外れたボタンから中が見えている。

もう、本格的に危ない。

こんな姿見せられて、我慢できるほど出来た人間じゃないってことは自分が一番わかってる。

いっそのこと、めちゃくちゃにして大人しくさせようかと思ってしまう。


パシッと両手首をつかんだ。
これで、千湖は身動きが取れない。

だいぶ制服のブラウスが乱れて、

火照る頬、うるんだ瞳。


……千湖の全てが僕をおかしくさせる。

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