脇役上等!?生徒会!





「普通じゃ面白くねぇだろ?」


「いやぁー、今のはキザすぎる。
見てよ、鳥肌がたった。」



寒い……と身震いする雪兄に少しすね気味のユノちゃん。



『これから嵐燕としてもよろしくね?』


「よろしく。」


「よろしくお願いします、隊長。副隊長。」


『あー、本当にキザすぎて笑えるよー。』



ケラケラと笑うと雪兄も笑って、ユノちゃんは拗ねる。

笑いが収まったころ、一息ついて立ち上がる。



「眞佳?」


『会場に顔出してこようかと思って』


「ならそろそろ僕も行こうかな。」


「俺も戻んねぇと。」



僕はともかく雪兄とユノちゃんは生徒会メンバーだもんね。

会場にいないといけない。

大ホールに入ると談笑していた声がぴたりと止む。
動物園のパンダみたいな心境って今の僕みたいなことを言うんだろうか‥‥‥‥。





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