脇役上等!?生徒会!



「眞佳!」
「マナくんっ!」
「まなぁー!」
「眞佳ちゃーん」



けど、静かになったのは一瞬。
すぐに騒ぎ出した皆の中から遠く方で僕の名前が呼ばれてて、そちらに目を向けるとAクラスの皆が手を振っていた。




「いっておいで」


『うんっ!』




雪兄に言われてAクラスのところへ小走りで向かう。

Aクラスのみんなのところへ着くと、あれよあれよと言う間に囲まれた僕。




『ちょ‥‥っ、なにっ!?』


「この銀髪本物!?」
「つか、こっちのが似合ってるじゃねぇか!」
「顔がいいと得だなぁ」
「つか、眞佳ちゃん可愛さ変わんねぇのな。」


『まって‥‥みんな何言ってるか分かんないー!』




態度変えるなって話だったけど、他のクラスでそこそこ仲良かった人は一歩引いた感じで見てるのにフレンドリーすぎるAクラス。

一斉に喋られすぎて聞き取れないし、揉みくちゃにされて何が何だかって感じだし‥‥




「悪い悪い。けど、Aクラスの癒しが蓬莱なんて鼻が高いじゃん?」




ケラケラと笑うみんな。

癒し?
そんな風に見られてたんだー。

やけに皆に甘やかされるし、抱きつかれるなぁと思ってたら‥‥




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