ワンコ系Drの熱烈アプローチ
「今日、仕事終わったら、お祝いしようか」
「えっ?」
「新しい進路に向かっての第一歩、踏み出したお祝い」
ぱちっと綺麗なウインクを見せて、鮎川先生はにこりと微笑む。
その笑顔に、自然と自分の顔にも笑みがこぼれていた。
「さっ、仕事仕事」
「はい! じゃあ、お通しします」
待合室の扉に向かったそんなタイミングで、奥の扉が勢いよく開く。
「弥生ちゃん! 詳細!」
現れた優ちゃんと、ひょっこりその横から顔を出した浅木さんを目に、思わず鮎川先生と苦笑いで顔を見合わせていた。
Fin


