ワンコ系Drの熱烈アプローチ


「よし、下村ちゃん、もう一軒行くか」

「……えっ? え、でも明日仕事だから帰るってさっき」

「いい酒のつまみができちゃったし、こりゃ帰れないだろ」

「酒のつまみって!」


ニッと笑った鮎川先生は、「行くぞ〜」とどこか楽しそうに駅方面へと向かって歩いていく。

このまま帰って、今見たものを一人で消化するには結構なパワーが必要だと思い始めていたところだった。

共に目撃してしまった鮎川先生と話せば、今のこの昂ぶっている状態も落ち着くかもしれない。


「ちょっと待ってくださいってば〜!」


そんな風に思い、先を歩いていく鮎川先生のあとを追い掛けた。

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