恩返しは溺甘同居で!?~ハプニングにご注意を!!
 「というわけですので、私は『お客様』と言うより『お世話係』なんです。」

 「そうでしたか…」

 佐倉さんはそう言ったきり考え込むように黙ってしまった。顎に手を当てて視線をあちこちに動かしながら口を噤んでいる。そして彼女の視線が私の足元にいるアンジュへと移った。

 アンジュは洗濯干しの時から、嬉しそう尻尾を振りながら私の横にくっついている。
 『修平さんが仕事に行っても家に誰かが居るのが嬉しいんだな』と思って、時々撫でてあげたりしていた。

 「分かりました。じゃあそのようにしましょう。」

 「いいんですか!?」

 「ええ。でも教えるからには厳しく行きますよ。しっかりついて来れますか?」

 「頑張ります!!」

 そうして、佐倉さんから私はプロの技を教えてもらえることになったのだ。


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