溺れて染まるは彼の色~御曹司とお見合い恋愛~
お見合いをすることになるとは、今まで考えたこともなかった。
ましてや、交際経験もないのに……私なんかが出向いたら、不満に思われそうな気もする。
でも、提示された条件にあてはまらないわけでもなくて。
男性に擦れるどころか、不慣れだし。
仕事は自分なりに頑張ってるつもり。
それに、楽しんで働けているし、なにより自社製品が好きだ。
派手な生活とは縁遠く、いつになったら素敵な男性と巡り合えるのか考えながらも、社交の場には出向かない。
先に結婚を決めた奈緒美とは真逆の、地味系の真面目女子。
私が相手だって、先方は知っているんだろうか。