浅葱色の魁
紹介が終わり、土方と山崎が2人きり
「藤堂さんが忍なのは、内緒ですか?」
「……なんで平助が忍だと?」
「忍の懐からクナイ盗るなんて
忍でもなかなか出来ません
それに……クナイ使ってました」
「難しいのか?」
「副長 俺のクナイがどこにあるか
わかりますか?」
「……いや」
「ココです
クナイ持ってみて下さい」
渡されたクナイを持つ
「藤堂さんは、クナイをこんなふうに持ち替え、振り上げたんです」
クルリと指で回し、構えて見せた
それを真似てみるが
カラン
土方がクナイを落とした
「これは、訓練した構え方だと感じました」
「山崎がそう言うなら、そうかもしれねえ
平助は、素性がわからねえんだ
だが… 俺は、平助を信じている」
「何か、辛い過去があるんやろか」
「多分な…仲良くしてくれ」
「もちろんや!藤堂さん好きやで!
モテ男の噂は、聞いてたけど
実際に会ってみると納得やな!」
「あいつが俺らの仲間になってから
皆の雰囲気が明るくなってな
新入りの世話も熱心にしてくれる
アノ性格だから、仲良くなるのが早くて
助かっているが、町で浪士をやり込めすぎるとこもある」
「面白い人やなぁ~
忍かもってことは、追求しません
藤堂さんとちゃんと仲間になりたいので」
「おう、そのほうが良いだろう」
「藤堂さんが忍なのは、内緒ですか?」
「……なんで平助が忍だと?」
「忍の懐からクナイ盗るなんて
忍でもなかなか出来ません
それに……クナイ使ってました」
「難しいのか?」
「副長 俺のクナイがどこにあるか
わかりますか?」
「……いや」
「ココです
クナイ持ってみて下さい」
渡されたクナイを持つ
「藤堂さんは、クナイをこんなふうに持ち替え、振り上げたんです」
クルリと指で回し、構えて見せた
それを真似てみるが
カラン
土方がクナイを落とした
「これは、訓練した構え方だと感じました」
「山崎がそう言うなら、そうかもしれねえ
平助は、素性がわからねえんだ
だが… 俺は、平助を信じている」
「何か、辛い過去があるんやろか」
「多分な…仲良くしてくれ」
「もちろんや!藤堂さん好きやで!
モテ男の噂は、聞いてたけど
実際に会ってみると納得やな!」
「あいつが俺らの仲間になってから
皆の雰囲気が明るくなってな
新入りの世話も熱心にしてくれる
アノ性格だから、仲良くなるのが早くて
助かっているが、町で浪士をやり込めすぎるとこもある」
「面白い人やなぁ~
忍かもってことは、追求しません
藤堂さんとちゃんと仲間になりたいので」
「おう、そのほうが良いだろう」