極悪プリンスの恋愛事情
これからどうしよう。
私に残された選択は2つ。
この場に留まるか、岸本くんの所に行くか。
と言っても、岸本くんがどこにいるかなんてわからないけれど。
それに………たとえ岸本くんに会えても、私は彼の手を取れそうにない。
「はぁ……」
力の抜け切った息。椅子にもたれて天井を仰いだ。
なんであの時パートナーにはなれないって、はっきり言えなかったんだろう。
凛くんっていう大好きな相手がいるのにバッカみたい。
これじゃあファンの子たちと同様、凛くんの代わりにしてるようなものだよ。
「……性格さいあく」
もしも岸本くんが私を待っていたらどうしよう。