見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
綺麗な黒髪を1つに束ねて。
少し気まずそうに眉を下げている。
「驚かせてしまってすみません。本日からこちらで事務業務を受け持つことになりました。神崎社長、、、宜しくお願い致します。」
お弁当を持ち、丁寧に頭を下げる。
状況が全く理解できない。
なぜここに詩織が?
しかも今日から此処で働く?
暫く考えて、叔父の言葉を思い出した。
「、、、、そういうこと、、ね。とんだサプライズだな。」
ようやく詩織のよく知る優しい顔をした暁人に、ホッとして安心した。