見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
詩織はその小さな子を、ぎゅっと抱きしめた。
その姿に、優子は2人を交互に見る。
「ほら、どうみても詩織似じゃん。神崎君もそう思うでしょっ?怖いくらいに美しいね、、。羨ましいっ。」
離婚騒動の直ぐあとに、子供授かった。
妊活していた優子よりも先に授かり、もう笑うしかなかった。
それから1年経ち、息子は目が離せないほどの月齢にまで成長した。
詩織は宣言通りギリギリまで働き、それから産休を取った。
ひたむきに働く詩織の姿を見て、嫌味をいうような人間は神崎ホールディングスには誰1人として居なかった。