見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


「はいっ!楽しみに待ってるって〜〜。」

「本当?嬉しい。じゃあ、お言葉に甘えてご馳走になるねっ!優ちゃんありがとう。」


詩織は、ふんわりと嬉しそうに笑った。




暫くして、辰巳の待つアパートへと着いた。

チャイムを鳴らすと、優しそうに笑う辰巳が顔を出した。


「詩織ちゃん、久しぶり。上がって?あ、優子もお帰り〜。」

「ただいま。何〜?そのついでな感じ〜。」


そんな2人の仲の良さに、微笑ましく思う。



2人は大学からの付き合いで、社会人になって危機が訪れたが、それを乗り越え晴れて去年ゴールインした。
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