見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


何故そんな事を聞かれたのか分からず、頭を傾げながら答える。


「ええっと、、基本的にはバスですね。バスがなくなった時間の時はタクシーを使います。」


「、、それなら、仕事が早く終わりそうな時は迎えに行ってもいいかな?それとバスがない時間帯。心配だし、、少しでも会いたい。」






神崎ホールディングスの副社長が、わざわざお迎えに、、?
そんな事になったら会社は軽くパニックだ。

取引先でもある訳で、きっと知らない人はいないだろう。


それがこんな評判の悪い自分を迎えに来たなんてバレたら、迷惑を掛けてしまう。

それに彼には、会社での自分の置かれているこの状況をバレたくないと思ってしまった。
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