星の降る夜、僕は君に嘘をつく。
「じゃあ、選抜メンバーとソロ曲を踊る人を発表します。」

部長さんは部活が始まってすぐに口を開いた。

「最初に選抜メンバー。
点数の低い順に発表します。

高1…」

選抜メンバーが発表され始めた。

凄く不安だ。
10人目までで私の名前が上がっていない。

11人目…

「高2、片野明莉。」

違う。

「高2、私、相良巴。」

あ、あと3人。
これじゃ、絶対に落ちた…

私の目には涙が溜まる。

「中2、佐伯心春。」

名前が呼ばれ、わっ、と歓声が起こる。

「高2、梅本聖也。
 高2、伊集院椿。」
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