私が君を好きにならない理由
「ごめん。君とは付き合えない。でも、気持ちは嬉しかった。ありがとう!」








亜嵐はモテるけど付き合ったことは一度もなかった。






遊びでもなかった。







そして、告白されたら絶対にありがとうと言うんだ。







亜嵐はそんな人だ。








なんか、授業を受ける気にならなくなってきちゃった。








サボっていいかな。亜莉愛ごめん。








そう思いながら私は5時間目のチャイムを無視して屋上へ向かった。








「ギギギィー」









ドアを開けると青空が広かっていてとっても気持ちよかった。








「あー!きれいー!きもちいいー」









屋上最高!ゴロンと寝っ転がって目をつぶったらたくさんの事が思い出された。
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