私が君を好きにならない理由
「そうか。でも授業いなかったから心配した。」
亜嵐もそう。私が変わったのに気づいているのに気付かないふりをする。
亜莉愛と一緒だ。私は大切な人達に気を使わせている。
言わないといけないのに…もうちょっと待って。
いつか言うから…
「亜嵐。もうちょっと待って。ちゃんと言うから…今はまだ。ごめん。」
亜嵐は私の言っている意味がわからないかもしれない。
それでもいい。とりあえず、待っていてほしい。離れないでほしい。
そんなの私のワガママだ分かってる。でも、居なくならないで…
「俺はいつでも待ってるし結愛の側を居なくなったりなんてしないよ。」