私が君を好きにならない理由
「結愛。お前は何を抱えてるんだよ。なんで1人で寝ながら泣いてるんだよ」








そんな切なそうな声が聞こえたと同時に体を揺らされて夢の世界から覚めた。








あ、あの声は亜嵐だったんだ。








「起きたか?」









なんで亜嵐がここにいるんだろ?そんなことを思いながら…









「うん。おはよ」









「なんで屋上なんかにいたんだ?授業サボって」









そういえば、5時間目出てなかったんだ。忘れてた。









「なんか、受ける気にならなくて」









いつからこんなに適当な人になったんだろ。






自分でもよく分からない。
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