私が君を好きにならない理由
雷管の音が聞こえただけで、過去にやった陸上のメニューが出てくるなんて…







あー。だめだ。苦しい…







「結愛?どうした?」







急に後ろからサッカーの練習着を着た亜嵐が話しかけてきた。







でも…私には亜嵐の優しさを受け入れることが出来なかった…







部活を頑張っている亜嵐を見るのが私には眩しすぎたんだ…







その場にいるのが耐えられなくなって走って 逃げると後ろから亜嵐の叫び声が聞こえた。







「結愛!」








でも、私は聞こえないふりをして走って家に帰った…
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