クールな公爵様のゆゆしき恋情2
馬車寄せには、アンナと護衛騎士が待っていた。
ヘルミーネ様の姿はない。
恐らく、アレクセイ様の説得で同行を免れると思っていたのだろう。
今頃アレクセイ様から状況の報告を受けて、怒っているのかもしれない。
そう考えていた通り、しばらくすると不機嫌そうに眉根を寄せたヘルミーネ様がやって来た。
「アレクセイ様の命令にすら逆らうなんて、どこまで規律を乱すのですか? ラウラ様はご存知ないかもしれませんが、今日は本当に重要な用が有ったのです。私はリンブルグになど行っている暇は無いのです」
「アレクセイ様の行動の邪魔はしていません。それにあなたの同行がなくてもアレクセイ様は大丈夫だからリンブルグ行きを許したのでは?」
私の言葉にヘルミーネ様が目を見開く。
それから頬を赤く染め、きっと私を睨んできた。
「……行きましょう、アンナ」
「はい。準備は出来ています」
私達三人が馬車に乗り込むと、いつも通りに護衛騎士の先導で馬車が動き出す。
すっかり見慣れた道を、無言の馬車は進んで行った。
ヘルミーネ様の姿はない。
恐らく、アレクセイ様の説得で同行を免れると思っていたのだろう。
今頃アレクセイ様から状況の報告を受けて、怒っているのかもしれない。
そう考えていた通り、しばらくすると不機嫌そうに眉根を寄せたヘルミーネ様がやって来た。
「アレクセイ様の命令にすら逆らうなんて、どこまで規律を乱すのですか? ラウラ様はご存知ないかもしれませんが、今日は本当に重要な用が有ったのです。私はリンブルグになど行っている暇は無いのです」
「アレクセイ様の行動の邪魔はしていません。それにあなたの同行がなくてもアレクセイ様は大丈夫だからリンブルグ行きを許したのでは?」
私の言葉にヘルミーネ様が目を見開く。
それから頬を赤く染め、きっと私を睨んできた。
「……行きましょう、アンナ」
「はい。準備は出来ています」
私達三人が馬車に乗り込むと、いつも通りに護衛騎士の先導で馬車が動き出す。
すっかり見慣れた道を、無言の馬車は進んで行った。