クールな公爵様のゆゆしき恋情2
いったい、何が起こっているの?
突然の出来事に動揺していると、ヘルミーネ様の悲鳴のような声が聞こえて来た。
「ハルトマン、何事です!」
その呼びかけに返事はない。代わりに微かな足音が聞こえて来た。それはどんどん小さくなっていきついには聞こえなくなってしまう。
灯りが消えたという事は、院長に何か有ったのだろうけど、一体何が?
暗闇に慣れない目で様子を窺っていると、グイと腕を引き上げられ、私は小さな悲鳴を上げた。
「ラウラ様落ちいて、イザークです」
「え……イザーク?」
「はい。とりあえず立ってください……こちらへ」
イザークは立ち上がった私を誘導する。
「イザーク、これはどういう事なの? 院長はどうしたのかしら?」
「俺にもはっきりは分りませんけど、大方逃亡したんじゃないですかね」
「逃亡?」
驚く私に、イザークは淡々と答える。
「悪事がばれそうになったので慌てて逃げたって事ですよ。とりあえず灯りつけます」
その言葉と同時に、オレンジの灯りが辺りを照らす。
状況は変わらないけれど、視界が良くなったことで安心感が湧く。
少し落ち着くと、ヘルミーネ様が依然として床に倒れたままなことに気がついた。
突然の出来事に動揺していると、ヘルミーネ様の悲鳴のような声が聞こえて来た。
「ハルトマン、何事です!」
その呼びかけに返事はない。代わりに微かな足音が聞こえて来た。それはどんどん小さくなっていきついには聞こえなくなってしまう。
灯りが消えたという事は、院長に何か有ったのだろうけど、一体何が?
暗闇に慣れない目で様子を窺っていると、グイと腕を引き上げられ、私は小さな悲鳴を上げた。
「ラウラ様落ちいて、イザークです」
「え……イザーク?」
「はい。とりあえず立ってください……こちらへ」
イザークは立ち上がった私を誘導する。
「イザーク、これはどういう事なの? 院長はどうしたのかしら?」
「俺にもはっきりは分りませんけど、大方逃亡したんじゃないですかね」
「逃亡?」
驚く私に、イザークは淡々と答える。
「悪事がばれそうになったので慌てて逃げたって事ですよ。とりあえず灯りつけます」
その言葉と同時に、オレンジの灯りが辺りを照らす。
状況は変わらないけれど、視界が良くなったことで安心感が湧く。
少し落ち着くと、ヘルミーネ様が依然として床に倒れたままなことに気がついた。