クールな公爵様のゆゆしき恋情2
アレクセイ様が出かけてしまうと、手持ち無沙汰になってしまった。
ぼんやりと部屋の中央にある長椅子に腰掛けていると、荷解きを終えたアンナが良い香りのするお茶を入れてくれた。
「ラウラ奥様、浮かない顔ですね。公爵閣下に置いていかれて寂しいのですか?」
「……そんなことないわ」
ずばり聞いて来るアンナに溜息混じりに返事をする。
アンナは信じていない様子ながらも、それ以上追及することはなく、今夜の衣装について尋ねて来た。
「晩餐会のドレスは、どうなさいますか?」
「初対面の方も多いから落ち着いた感じのドレスがいいわ」
フェルザー家に嫁ぐ際、嫁入りの支度として沢山のドレスを用意したけれど、それとは別にアレクセイ様から頂いたものが何着かあって今回の視察にも持って来ている。
希望する雰囲気を伝えておけば、アンナが上手く見繕ってくれる。
「では、先日閣下からお贈り頂いた葡萄色のドレスにしましょうか」
「それでいいわ」
ドレスの用意はアンナに任せ、私は身を清める為浴室に向かう。
アレクセイ様はどこに行ったのだろうと考えながら。
ぼんやりと部屋の中央にある長椅子に腰掛けていると、荷解きを終えたアンナが良い香りのするお茶を入れてくれた。
「ラウラ奥様、浮かない顔ですね。公爵閣下に置いていかれて寂しいのですか?」
「……そんなことないわ」
ずばり聞いて来るアンナに溜息混じりに返事をする。
アンナは信じていない様子ながらも、それ以上追及することはなく、今夜の衣装について尋ねて来た。
「晩餐会のドレスは、どうなさいますか?」
「初対面の方も多いから落ち着いた感じのドレスがいいわ」
フェルザー家に嫁ぐ際、嫁入りの支度として沢山のドレスを用意したけれど、それとは別にアレクセイ様から頂いたものが何着かあって今回の視察にも持って来ている。
希望する雰囲気を伝えておけば、アンナが上手く見繕ってくれる。
「では、先日閣下からお贈り頂いた葡萄色のドレスにしましょうか」
「それでいいわ」
ドレスの用意はアンナに任せ、私は身を清める為浴室に向かう。
アレクセイ様はどこに行ったのだろうと考えながら。