クールな公爵様のゆゆしき恋情2
「分りました。ラウラ様がそうおっしゃるのでしたら、私にはこれ以上意見を申し上げることは出来ません。このことはアレクセイ様に報告相談させて頂きます」
「なぜアレクセイ様に? これは私とあなたの問題でしょう?」
「いいえ。ラウラ様に聞き入れて頂けないのですから、アレクセイ様に申し上げるしかありません。あの方なら理性的に判断を下して頂けるはずです」
ヘルミーネ様は私には不満だらけようだけれど、アレクセイ様の事は信頼しているようだ。
「……あなたはアレクセイ様の妻が私であることが不満なのですか?」
言うつもりのなかった咄嗟に出て来た言葉だった。
だけどヘルミーネ様にとっては大して意外な発言ではなかったようで、余裕の表情で返事をされた。
「なぜアレクセイ様に? これは私とあなたの問題でしょう?」
「いいえ。ラウラ様に聞き入れて頂けないのですから、アレクセイ様に申し上げるしかありません。あの方なら理性的に判断を下して頂けるはずです」
ヘルミーネ様は私には不満だらけようだけれど、アレクセイ様の事は信頼しているようだ。
「……あなたはアレクセイ様の妻が私であることが不満なのですか?」
言うつもりのなかった咄嗟に出て来た言葉だった。
だけどヘルミーネ様にとっては大して意外な発言ではなかったようで、余裕の表情で返事をされた。