また君に恋をする



それからのことはよく覚えていない。


気がつけば病院にいて、気がつけば桃の病室の前に立っていた。



【集中治療室】そう書かれたプレートの病室にいる桃。


たくさんの管が細い腕に繋がれていて、見てられなかった。


呼吸ができる状態じゃないから人工呼吸器をつけていて、頭には包帯。



…俺のせいだ。


そもそも夏祭りで桃を1人にさせなかったら、こんなことにはならなかった。


俺は一体…、何をしているんだ。

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