また君に恋をする


そして、桃が倒れて1週間が経った。


毎日見舞いに行く俺は、病室には入れず、ガラス張りにあいつを見るだけ。


1週間経った今日は、あいつとの3年記念日だった。




「早く起きろよ…。」




起きたらなんて言うんだろう。



俺のせいだって怒るかな。


いや、きっと桃は優しいから「奏多せいじゃない」って笑ってくれるんだろうな。



1週間と少しして、容態が安定した桃は、ICUから一般病棟へ移された。


久しぶりに近くで見る桃は綺麗に眠っていて、茶色だった髪は少し黒になっていた。


柄を変える度に、自慢してきていたネイルはもうない。

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