また君に恋をする
「こんな時間になって、ママに怒られない?」
「怒られちゃう…。」
「じゃあママに、私たちと遊んでたって説明するから呼んでこれる?」
「うん!わかった!」
シュン君は、私と奏多くんの手を離して家の中へ入っていった。
外にいても聞こえるほど大きな声で、ママを呼んでいる。
すぐに出てきたお母さんはとても綺麗な人で、目元がシュン君にそっくりだった。
「奏多と桃が、家まで送ってくれた!」
「ごめんなさい。この子、何かご迷惑をおかけしていませんか?」
丁寧に謝るお母さんの横にいるシュン君は、「お腹空いた」なんて言っている。
子供は素直でいいなあ。
なんて、私も考えていることは同じか。
「奏多!桃!また遊ぼうね!」
「いいよ。遊ぼ。」
「奏多も!」
「おう。」
小さな小指に指切りをして、私たちはもう一度お母さんに礼をした。