また君に恋をする
心ではわかっているけど、行動で示せない私は春翔を連れて教室へ入った。
「お客様入ります。」
「え、飯田くん?!」
「超カッコいいんだけど!」
「待って!やばい!」
「桃ちゃんナイス!」
私が春翔を教室に入れると、クラスの女の子は大盛り上がり。
春翔には悪いけど、せっかくだからお客さんにさせてね。
女子は他のお客さんを放置して、春翔に釘付け。
少し大きめのこの教室の客席は、他校の生徒や保護者、本校生や中学生で満席だった。
「ねえ、そこの黒メイドちゃん。」
周りを見渡していると、後ろから声をかけられた。
「バックれて俺らと遊びに行かねえ?」
「どこでも連れて行ってやるぜ。」
声をかけて来たのは、チャラチャラした不良。
注文ではなく、ただのナンパだった。