また君に恋をする
「じゃあ勝ったら桃は俺のだよ。」
「いいよ!負けないもん!」
それからサッカーが始まって、奏多は小学生たちを上手いこと相手する。
まあ手、全然抜いてないけどね…。
「奏多強いよ!」
「俺も奏多とチームがいい!」
そして子供たちはみんな、奏多に懐いてしまう。
「じゃあ桃1人になっちゃうよ。」
「俺が桃の味方になる!」
そんな時、私の方に来たのはシュン君。
ちょこんと隣にきて、ギュッと手を握ってきた。
「シュンが桃のこと守ってあげるの?」
「うん!守る!」
それからまた再開したサッカー。
だけどやっぱり奏多は上手で、何するのも完璧なんだなと思った。