また君に恋をする


空を見ていると、隣に座っている春翔がポケットで探していた。


「あった」と握るものを私に差し出す。




「あ…、」


「落し物っす。」




春翔が差し出したのは、ネックレス。


引きちぎられたの、拾ってくれてたんだ…。




「これ…、」


「大事にしてるの知ってますから。」

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