また君に恋をする
それをぶち壊したこいつらを殺す。
そんな気にまで俺の心は上り詰めていた。
一緒にいた春翔が強い分、俺はあまり動かなくて済んだ。
春翔が俺をかばってくれている間に、幹部室を探す。
すると、幹部らしきやつらが1つの部屋から一斉に出てきた。
…あそこか。
「奏多!」
幹部室を見つけたと同時に来た、龍也と喜連の仲間。
1階はこいつらに任せよう。
「任せた。」
「おう。」
「春翔、」
「はい。」
俺は春翔を連れて、幹部室へ足を進めた。
部屋の前の階段で待っていたのは幹部4人。
俺が2人で、春翔が2人か。
だけど、向こうの幹部4人は俺しか見てない。
俺をどうしても倒して、全国一を手に入れたいらしい。