昨日の夢の続きを話そう
「ベジブロスっていうのは野菜の屑を、たとえば皮とか、ヘタとか、わたとか、そういう捨てちゃう部分を煮込んでとった出汁のことです。枝豆の鞘でも、りんごの芯でも、キノコの石づきでも、なんでも。とにかく栄養がたっぷりなんです」
「へ、へえ……」
「それに、コンソメと塩胡椒で味を整えます」
「なるほど……。野菜の捨てちゃう部分、ですか」
顎に手をやり、私は冷蔵庫の中身を思い出してみた。
けど、数日ほとんど食べてないんだもの、家に食材などあるはずもなく。
「ありがとうございます! 早速食材を買って、作ってみます」
帰りにスーパーにでも寄ってこう。
そう思って歩き出そうとしたら、「待って」店員さんに、再び止められた。
「わざわざ食材買うくらいなら、差し上げましょうか?」
調理に使った野菜の屑を綺麗に洗って取ってあるので、分けてくれるという。
とても有り難い申し出だった。
私は心からお礼を言って、彼のお言葉に甘えることにした。
お互い時間があるので、これから花時計カフェに行くことになった。
道すがらいろいろ会話して、自己紹介し合って知ったんだけど、彼は砂岡史(すなおか ふみ)くんといい、最近花時計カフェで働き始めたらしい。
年は私よりも若く、容姿は改めて説明するまでもないと思うんだけど、初対面のときの前田さんのリアクションが模範解答と言うべきかな。
とにかく人目を引く。体型もスラッとしていて背が高くて、流行りの塩顔男子系。さっぱりと整っている。
「あの跡はなんですか?」
発掘現場の横を通って、花時計カフェに向かい並んで歩く。
「ああ、あれは、モグラです」
「へ、へえ……」
「それに、コンソメと塩胡椒で味を整えます」
「なるほど……。野菜の捨てちゃう部分、ですか」
顎に手をやり、私は冷蔵庫の中身を思い出してみた。
けど、数日ほとんど食べてないんだもの、家に食材などあるはずもなく。
「ありがとうございます! 早速食材を買って、作ってみます」
帰りにスーパーにでも寄ってこう。
そう思って歩き出そうとしたら、「待って」店員さんに、再び止められた。
「わざわざ食材買うくらいなら、差し上げましょうか?」
調理に使った野菜の屑を綺麗に洗って取ってあるので、分けてくれるという。
とても有り難い申し出だった。
私は心からお礼を言って、彼のお言葉に甘えることにした。
お互い時間があるので、これから花時計カフェに行くことになった。
道すがらいろいろ会話して、自己紹介し合って知ったんだけど、彼は砂岡史(すなおか ふみ)くんといい、最近花時計カフェで働き始めたらしい。
年は私よりも若く、容姿は改めて説明するまでもないと思うんだけど、初対面のときの前田さんのリアクションが模範解答と言うべきかな。
とにかく人目を引く。体型もスラッとしていて背が高くて、流行りの塩顔男子系。さっぱりと整っている。
「あの跡はなんですか?」
発掘現場の横を通って、花時計カフェに向かい並んで歩く。
「ああ、あれは、モグラです」