男性恐怖症なんて関係ない!?
蓮side


いじめ……か……
前回もそーだった、カレン……。



俺はどーするべきなのか
何が正解なのか……




「教えてあげる!蓮はあんたみたいなやつ大っ嫌いなんだよ!
そーやって弱いんですって演じて迷惑なの!蓮だって思ってるよ!迷惑だってこいつがいなくなればいいのに!って」



ん?
俺?






あいつは……。
誰だっけ?


あーーー!確か2年の名前忘れた


なるほどね?そーいうこと?!


「何?誰がそんなこと思ってんの?」

「蓮だよ!ね?あんたもそうおも……

え?蓮……くん……??」


なんだよその顔バケモンみたいな顔して

「は?なんでお前に蓮っていわれなきゃなんねぇの?」

「え?いや……」

「で?
さっきなんてったっけ?俺が迷惑だ、どーとかって言ったよな?」

「あ……ま……まぁ……。」


とりあえず

「大丈夫か?」

涙を流しながら発作を起こしてる璃々を抱き抱えてと



「蓮くん!騙されないでくださいよ!」

騙される?まずお前さっきいきなり呼び捨てにしたくせに敬語かよ


「何が?」

「何が?って。
その裏山璃々って子よ!そーやっていつも演技して金魚の糞みたいに蓮くんに付きまとって……どんな手使われたのか知らないですけど、騙されないでくださいよ!」


騙される?俺がこいつにか?


「お前は俺のなんなの?」

「はい?」

「お前は俺の何?って聞いてんの
俺の事わかってるみたいに言ってっけど、残念ながら全部不正解」

「いやだから、蓮くんはその女に騙されてるんだって言って……。今もそーやって演技して蓮くんに構ってもらいたくて……」


あー。
そーいうこと?


「逆にお前は何知ってんの?」

「え?」

「お前はこいつの何を知ってんのか?って聞いてんの」

「……」

「こいつを今のグループに誘ったのは俺
こいつの歌声を聞いて俺が誘った一緒に歌ってくれないかと」

「……」

「こいつはお前らの何百倍も色んなものかかえてんのよ……俺よりこいつの方がグループにいて迷惑してんじゃないの?」

「え……」

「こいつがこうやって苦しんでるのは俺のせいなんだよ、それでも夢に向かって俺について来てくれる。俺は感謝してるよ」

「意味わかんない」

「……ハァハァせん……ぱい……もう……いい……で……すハァ……」

「おい!
喋んなくていいからゆっくり深呼吸しろ」


「そーやって自分のものに……」


「俺がこいつに同情してるとでも言いたいわけか?」


「そうよ!」




教えてやるよ
お前みたいなクソ野郎に丁寧にな?



< 114 / 136 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop