男性恐怖症なんて関係ない!?
いやふと考えた今この状況で部屋に連れて帰るのは良くないか……。
俺は
裏山をお姫様抱っこしたまま自販機前のベンチまで行き、座った。
「大丈夫か?薬飲んでないのか?」
「……(頷く」
「とりあえず、ゆっくり深呼吸しろ」
あれから5分……
「落ち着いたか?」
「すみません……」
「あぁ。いいよ。
それより何飲む?」
「……いえ……」
「なんか飲め」
「でも……」
「なら水でいいか?」
「……はぃ……」
ポケットから小銭を出して水を2本買う
「はいよ」
「……ありがとう……ございます」
「あいつとはもう関わるな!」
「でも……」
「俺らのファンだろ?多分」
話を終わらせて部屋へ帰ろうとした時
璃々が話し始めた